第7期連研のスタートに際して

■はじめに
 浄土真宗本願寺派では「連続研修会」が開かれています。「連続研修会」を略して「連研」とよんでいます。
 多くの皆さんが連研で学び、多くの友を得ています。2年間に12回の法座を通して、毎日の生活の中で湧いてきた疑問や人生について皆で話し合い、仏さまの教えに問いたずねてゆく集まりです。
 今年度、第7期連研をスタートいたしました。第1回目は前月の7月19日(土)の午後2時より日高別院境内にある御堂会館で話し合い法座を実施いたしました。

■第6期連研を終えてみて
 第6期連研は、平成24年7月から始まり、今年の平成26年の1月で終了いたしました。その2年間、12回の法座を実施した中で、色々な反省や課題が見つかりました。
 初めに、話し合い法座の内容に関しては、参加者の平均年齢が高かったせいもあり、ついつい内容自体が難しくなってしまい、話し合いが上手く進められないことがありました。
 また、事前にテキストを準備していましたが、テキストの枚数が多くなってしまったことに加え、テキストの文字が小さかったことや、仏教用語にルビをふっておらず読めない言葉があったなどの反省がありました。また、どうしてもお仕事や、私事で欠席される時もあり、欠席された時の内容のフォローがなかったことが課題として見えてまいりました。
※写真は、今年の1月に行われた第6期連研の終了式の様子です。

■第7期連研の施策
 前回の反省や課題を踏まえ、第7期連続研修会では、話し合い法座の進め方を、「連研ノートE」に準じて進めていくことにいたしました。「連研ノートE」とは、今まで発行されていた連研ノートA・B・C・Dの続編であり、話し合い法座の12の問いが収納されています。
 そこで、今年一年は、“仏壇とお荘厳”、“葬儀と中陰”、“お墓と納骨”、“法事と行事”、“門徒の心得”、“門徒物知らず”、“浄土真宗の教章”といったテーマについて、皆様と話しあっていきたいと思います。
 また、内容自体も難しくはせず、身近な話題を取り込んで解り易くし、テキストの枚数も減らし、文字も大きくし、難しい言葉にはルビもふるようにもいたしました。
 そして、お仕事や、私事で欠席された場合に備え、年2回の補講を行うことで、欠席されたときの内容をカバーするよう配慮いたしました。

■最後に
 各法座の内容は「専門部」のページから第7期連研実施内容に掲載していますので、そちらをご参照ください。
 内容によっては、改めて向かい合うと、あまり解っていなかったり、うまく説明できないようなことがきっとあると思います。
 第7期連研は先月よりスタートいたしましたが、途中参加も大歓迎です。
 ひとりでも多くの方と連研を通して、お念仏とのご縁になればと思っております。
 さあ、一緒に話し合い法座に参加しませんか。きっと実りが多いことに気づかされると思いますよ。
南無阿弥陀仏

連研事務局
金谷安勝(常福寺)

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