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秋彼岸中の9月23日、和田常徳寺の落慶法要が賑やかに勤まりました。
住職湯川暢夫師の急逝から4年余、御門徒の思いが実り本堂・山門改修、庫裡新築という大事業が完遂いたしました。当日は常徳寺有縁の法中が出勤されるなか、厳かな法要が行われ、アトラクションでは「津軽三味線 龍翔天舞」の演奏に大興奮いたしました。
この法要の意味については導師(湯川逸紀)が「表白」に尽くしていますので、そのまま転載します。
敬って、大慈大悲の阿弥陀如来の御前に申し上げます。
本日ここに、常徳寺本堂改修・庫裡新築落成慶讃法要をお勤めするにあたり、恭しく仏前を荘厳し、懇ろに経典を読誦して、当山門信徒並びに御坊組組長はじめ有縁の法中方御臨席のもと仏祖にその慶びをご奉告申し述べます。
顧みますれば、常徳寺は今日より遡ること三百有余年、門信徒の念、結実し、「念仏の道場」として当地に建立されました。本堂も心の拠り所として歴代住職・門信徒によって大切に護持されてきましたが、築後150年を経た現本堂は長年の風雨による瓦や木材の損傷が堂宇全体に及び、法座活動にも支障を来す状態にありました。
また、先々代住職浄暢師が創設した「常磐義塾」の校舎もとりこんだ庫裡・書院も近年傷みが深刻化、その機能が果たせない事態に至っており、これらの修復は門信徒喫緊の課題となっておりました。
4年前6月の御住職湯川暢夫師の急逝は当山門信徒にとって大変辛く悲しい出来事でありました。後には整備を要する広大な境内地が残され途方にくれる毎日でありました。
一方、歴代のご住職は大きな資産を宗教法人常徳寺に残して下さっていることが判明。寺役員は当法人がその資産を引き継ぐ「特別相続人」になることを裁判所に訴え、結果、その資産の一部の相続が認められました。当山門信徒会は、それを原資として緊急を要する本堂・庫裡を含む境内地の整備に取り組むことが寺の再興というご住職の願いに応える道であると考えました。
早速、寺役員は本堂改修・庫裡新築を計画、良き施工業者にも恵まれ、建設工事が開始されました。工事はことのほか順調に進捗し、今日めでたくその完成をみるに至ったところであります。
この事業の完遂は仏祖のご加護のもと歴代の住職・坊守、ご門徒方の努力の賜、まさにさまざまなご縁が満ちての落慶といえましょう。ここに常徳寺有縁の同朋に深く感謝申し上げる次第です。
宗祖の「讃阿弥陀仏偈和讃」の一首に
「七宝講堂道場樹 方便化身の浄土なり 十方来生きわもなし 講堂道場礼すべし」
とあります。講堂道場は阿弥陀様の浄土へ導く手立てだとおっしゃっています。
今、この法要を迎えるにあたり、常徳寺に縁あるすべての人々がともに落慶を喜び、先達諸氏のご遺徳を偲びつつ、報恩のお念仏申すことであります。
この上は、新たなる常徳寺大屋根の甍がいよいよ朝な夕なに光を放って、和田の地を照らし、法縁は広く世の中に及んで人々を導き、いつまでもいつまでも如来のみ法が伝えられますよう念じ上げます。
南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏
2024(令和6)年9月23日
海龍山常徳寺住職代務 釋逸紀 謹んで申し上げます。
当日は、前日とうって変わって好天にめぐまれ、幼児からお年寄りまで善男善女が本堂外陣・廊下に置かれた80席の椅子を埋めました。その様子は写真で以下に紹介します。
この中でとりわけ感動を呼んだのは、有田川町の三木久美夫さん率いる津軽三味線「龍翔天舞」の演奏でした。音響もしっかり調整され、すばらしい演奏と歌でした。参拝された方々はみな大感激、大いに元気をもらいました。
この日の落慶法要の流れは以下のようでした。
司会 三宝寺衆徒 湯川惇
1 法要 午後1時30分開式 約40分
法要開始 正信念仏偈作法第二種
導師 常徳寺住職代務 湯川逸紀
法中 明鏡寺、常福寺、光徳寺、光明寺の各住職
( 休憩 10分) この間に2の準備を行う
2 慶祝のつどい 約30分
@ 住職代務(湯川逸紀)の挨拶
A 御坊組長(青木和教師)より本山からの祝辞を披露と御坊組からの祝辞
B 祝電披露 2件 (司会)
C 建設業者(西峰工務店、北田設計)への感謝状贈呈
D 総代の経過報告 (出口和幸氏)からの経過報告
(休憩10分) この間に3の準備を行う
3 アトラクション 約40分
津軽三味線 「龍翔天舞」 三木久美夫さん+女性歌手
演奏とトーク
4 総代長謝辞と閉会挨拶 (井本善也氏)
5 恩徳讃斉唱
6 事務連絡(出口和幸氏)
あとかたづけ 午後4時 終了予定
三宝寺住職 湯川逸紀
当日の様子です。 (写真をクリックしてください。大きくなります)
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